Service

CROサービス
ー AIによる空間的DMPK解析 ー

Overviewサービス概要

細胞レベルのイメージングとAI駆動の空間データ解析により、非臨床研究において薬物動態、薬効薬理、毒性を網羅的かつ定量的に解析します。CNS、がん、皮膚疾患を中心に、従来の2次元組織切片ではなく3次元イメージングを用いることで、得られる情報の量と質を飛躍的に向上させます。

Input

  • 薬剤
    投与後
    サンプル

  • 医薬品

CUBIC Analytical Platform

3次元イメージング

組織サンプルの全臓器
での大量の情報取得

  • 透明化
  • 染色処理
  • 撮像
AI解析

バイオマーカーの位置・
視覚情報の定量解析

  • 画像解析
  • 情報抽出、標準化
  • 統計解析

Output

薬物動態
薬剤の3D分布・透過性を解析し、
データをレポート
薬効薬理
バイオマーカーを3D解析し、薬剤効果を評価・レポート
安全性
組織・細胞ダメージを3Dマッピングし、安全性を評価・レポート
薬物動態
  • 薬剤の3D分布や血管透過性解析
  • 血液脳関門(BBB)の透過性評価
例)マウス脳血管の免疫染色(CD31)
薬効薬理
  • 活性化細胞やバイオマーカーを可視化
  • 疾患モデルでの薬剤効果を解析
例)マウス脳における神経活動
(c-Fos)の免疫染色
安全性
  • 薬剤による臓器・血管への影響を3D解析
  • 腎毒性・血管損傷の可視化
例)マウス腎臓・動脈(αSMA)
の免疫染色

ScopeCROサービスの範囲

創薬モダリティ

  • 中分子・高分子

    - 抗体医薬品- ペプチド医薬品- 核酸医薬品

  • 細胞治療
  • 低分子

疾患

  • 腫瘍(癌・肉腫)

    - 原発性- 転移性

  • 神経・精神疾患

    - アルツハイマー- パーキンソン病- 総合失調症

  • 皮膚疾患
  • 肥満症

対応臓器

  • マウス・ラット

    - 脳- 肺- 腎臓- 肝臓- 心臓- 膵臓- 膀胱- 唾液腺- 甲状腺- 精巣
    - 眼

  • ヒト

    - 生検サンプル- 剖検サンプル- オルガノイド・スフェロイド

観察可能な対象

  • 全身

    - 核(DNA)- 動脈(aSMA)- 全血管(CD31)- マクロファージ(IBA1)

  • 脳・神経系

    - 神経活動(Cfos)- 神経線維(NF200)- ニューロン(NeuN)

    - コリン作動性ニューロン(TH)- 抑制性ニューロン(PV)

    - ソマトスタチン作動性ニューロン(SST)- コリン作動性ニューン(ChaT)

    - アドレナリン・ノルアドレナリン産生ニューロン (Dbh)

Workflowワークフロー

薬物候補投与後に固定化された臓器サンプルを受領し、3次元解析に必要な組織透明化からイメージングおよび解析までのプロセスを一括してご提供します。染色条件や解析条件に関して、ホームページに記載されていない内容の受託研究や共同研究についても、ご相談を承ります。

組織透明化

色素や脂質を除去し、組織を透明化することで、
3Dイメージングが可能に。

染色

目的のバイオマーカーに応じて、核染色・
免疫染色を3Dで実施。

スキャン

自社製の世界最高水準の光シート顕微鏡を
用いた高解像度・高速3D撮像

AI・デジタル解析

取得データをAIで解析し、1細胞レベルで定量化。
空間情報を統計処理し、薬剤評価の精度を向上。